ニチモ 1/500愛宕完成∠(^o^)
以前の記事と重複する点もありますが、ご容赦くださいm(_ _)m。
なお、このキットは「預かり物」なので、あまり好き勝手はできません。
っていうか、余計なコトをしない方が精神衛生上良いかと思います。徹底的にディテールアップをするなら、最近発売された1/350のキットを作るのをおすすめします。
とにかく、改造箇所(?)は、以下の通りです。
・連装機銃は6個
・煙突横の機銃台の形を変える
・第1砲塔の測距儀は跡形のみ
ウォーターラインモデルにするので、赤腹のパーツは使いません。
まず、甲板にはリノリュームの継ぎ目の凸モールドのラインがありますが、この継ぎ目はスミ入れで表現するためPカッターでスジ彫りにします。なおピッチが完全にオーバースケールですが、気にしないコトにしました。完成後の感じでは、あまり細かいとうるさ過ぎるような気がしたのでコレで正解だと思います。
バルジは接着するとスゴい隙間ができますので、パテで埋めます。
舷窓はφ1.1のドリルで深くします。この寸法にしたのは、キットのモールドに近い径のドリルがコレしかなかったからです。
主砲は1番砲塔の測距儀の一部を削ります。砲身の防水布をパテで表現、砲口をドリルで開口します。
艦橋は水平、垂直に気を付けて組み立てます。「窓」が抜けているのは流石に1/700では真似できません。艦橋側面の丸窓もドリルで開口しました。
煙突横の機銃台はそれらしくt0.5プラ板で作りました。
単装高格砲は防水布をパテを盛って表現しました。
探照灯はカンバスでカバーをした状態を表現するため、コレもパテを盛りました。
セルター甲板後端と艦尾の機銃は省略しました。
マストも組み立て説明図通りですが、後部マストのガフはランナー引き伸ばし線で追加しました。デリックは塗装後の接着になります。
上甲板側面は大きなピンの跡があるのでパテで埋めました。古いキットはこういうトコを丁寧に修正するコトが大切です。
魚雷発射管は、見えない方の側面を抉って後ハメできるようにしました。
塗装は、全体にホワイトサフを吹いて、煙突の「鉢巻」をマスキングします。
↑今からレッドブラウンを吹きます。
リノリュームはMr.カラーのレッドブラウンですが、いつの間にか以前の色より赤みが少なくなっています。まさしく組み立て説明書にあるチョコレート色です。
船体は軍艦色(2)です。コレもいつの間にか「横須賀色」と呼称されてます。
なお、リノリュームの継ぎ目にタミヤカラーエナメルのゴールドリーフを塗りますが、予め甲板にスーパークリア光沢を吹いたあとに面相筆でゴールドリーフを塗って、ハミ出した部分をエナメル溶剤で拭き取ります。このときに甲板がつや消しだと金粉が甲板全体に広がってしまいます。光沢なら簡単に拭き取れます。最後に全体につや消しクリアを吹くのでテカテカのリノリュームでも気にしません。
防水布や弾除け(?)のカンバスはバフを塗ります。
艦載機はどうやら九五式水偵らしいので、雲型迷彩にします。
↑老眼遠視にはツラい塗りワケです・・・。
茶色は大昔に買ったMr.カラーのレッドブラウン、濃緑色はタミヤエナメルのフラットグリーンです。艦載機は小さいので実物より明るい色に塗るとイイようです。
アンテナ線はランナー引き伸ばし線で表現、テキトーに省略してあります。
最後に艦尾の旗竿にTAURO MODELの1/350用の軍艦旗で1/500に使えそうなサイズを切り取って掲揚して完成です。
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コメント
こんばんは、お邪魔いたします。
「上手い、速い!」
私の軍艦建造暦は、後にも先にも40年ほど前の「エンタープライズ」(だったか、私の好みを知らない親戚がお年玉か何かで持ってきてくれたもの)だけなので、具体的なコメントは出来ないのですが、以下の一文が非常に参考になりました(と申しますか、グサッと来た)ので、少しだけ。
>「「あそこが違う」、「ここが変だ」的な作り方をしてしまうと絶対に完成しません
う~む、ホンマにそうですね。鉄道模型の範囲でも。
最近は、車両を作るとしてもBトレばっか、それすら行き詰るとストラクチャーに逃げ込んでおります。ダメですね~。
(秋分の日もひたすら「GM商店セット」を「牛丼太郎」に仕立ててましたし、平日夜の小工作は「ジオコレ」への色差しばっか、ですし。。。)
趣味だからエエっちゃ~エエのですが。
投稿: 吊掛急行A773 | 2010年9月24日 (金) 23時31分
吊掛急行A773 さま。
今回のキットは相当古いキットで、ヘタに拘ると間違いなく完成しません、保障できます(笑)。
鉄道模型も「模型」なのですから、省略や誇張などアレンジがあって当然です。どのようにアレンジするかは個人のセンスですが、今の風潮は「ナニが何でも実物通りに」という感じで、実物と同じモノが付いてたらイイ、省略されていたらダメというのは、それこそセンスを疑います。フル編成でないと売れない&買わないというのがその例です。
まぁ、各自が好きで購入した商品なのでσ(^^;)なんかがとやかく言うのは筋違いかもしれませんが、もっと許容範囲というか広い心で楽しみたいです。
っていうか、そんなキットがまだ売るほどあるのですが…。
投稿: てつ@ | 2010年9月25日 (土) 09時18分